タイガー、全英オープン2連覇!!(7.28.06)

やはりタイガー・ウッズは強かった。39年ぶりに開催されたロイヤル・リバプールでの全英オープンは、4日間の天候がよければ、先の「全米オープン」予選落ちという汚名を挽回しウッズが優勝する可能性が高いと予想された。5月に亡くなった父の悲しみから、6月の「全米オープン」プロ初のメジャー予選落ちと精彩を欠いたウッズだったが、この勝利にはひときわならぬ思い入れがあったようだ。

ウッズがリンクスでプレーする姿を楽しみに見ていたという父の姿を胸に抱き、この「ジ・オープン」を戦い、そしてそれを成し遂げたウッズは、勝利のパットを沈め両手を挙げて喜びを表し、グリーン上でともに4日間戦ったキャディのスティーブ・ウィリアムスに抱きつき、誰にはばかることなく涙をみせた。勝利する姿を父がもう見ることがないと思ったとき、深くこみあげるものがあった
ようだ。ウッズがジ・オープンを勝利するときは、天候に恵まれた時だ。この4日間の天候恵みは、父がウッズにあげた最後のプレゼントなのかもしれない。

ドライバーを使わず勝利をものにしたウッズ。飛距離を生み出すパワーがあればこそできることだが、フェアウエイバンカーや、ラフに打ち込まないために計算つくされた戦略が4日間かみ合い、本来パット巧者のウッズがショートパットのミスをださなければ、優勝は確実だった。
追いすがるクリス・ディマルコに2打差、アーニー・エルスに5打差をつけての勝利であったが、18番の最後のパットを沈めるまで、気持ちを緩めずプレーしたウッズの姿は、自分自身に「必ず勝つ」といい含め着々と実行している強い意志が現れ、プロとしての成熟さを感じ取れた。
この勝利でメジャー通算11勝目、ジャック・ニクラウスが保持するメジャー通算最多記録18勝までにあと7つとなった。ウッズの年齢は30歳、帝王ジャック・ニクラウスが30歳のときメジャー勝利数は8勝だったため、すでに記録を塗り替えている。二クラウスは31歳から40歳までの10年間で9勝を上げた。果たしていつこの偉大な記録に並び、そして追い越すのか。父が亡くなりひとり立ちしたウッズ、本当の強さはこれから始まるのかもしれない。

 
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