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---アメリカへ来られたのはいつでしょうか。
1994年1月15日、前職の人材派遣会社のニューヨーク駐在員として来たのが最初です。それ以前はヨーロッパに2回ほど駐在員として滞在し、大学在学時に当時の西ドイツのハイデルベルク大学に2年ほど留学していました。3度目の駐在でアメリカのニューヨークに来たのですが、JFK空港に降り立ったとき、温度計を見たら0度だったんです。「摂氏」と思っていたら「華氏」であることを後ほど知りました。その寒さもあり、到着した日のことを今でもよく覚えています。
---アメリカで会社を興されたのはなぜですか。
実は当初アメリカがあまり好きではなかったんです。ヨーロッパに行く機会が多く、アメリカに来るとは思っていませんでした。 しかし、人材ビジネスを開始してみると、日本やヨーロッパのように「業界規制」がなく、しかも、当時はインターネットやシステムがもっとも進んでおり、それまで仕事で悩んでいた多くの課題を解消することができました。このためアメリカはビジネス戦略がしっかりしていれば大きな結果が出せる世界だと確信し、留まることに決めました。そして考えた末に1996年6月1日にアメリカで会社を設立いたしました。
---御社のビジネスの概要について教えてください。
ニューヨークからビジネスをスタートし、1998年にはロサンゼルスにオフィスを開設しました。最大に同業他社がある激戦地区でしたので大変に苦労しました。現在では全米で13カ所(ニューヨーク、ワシントンD.C、シカゴ、シンシナティ、ナッシュビル、アトランタ、ヒューストン、サンディエゴ、オレンジカウンティ、ロサンゼルス、シリコンバレー、シアトル、ハワイ)、これに東京を含めて14カ所にオフィスがあります。今年中にはヨーロッパのデュッセルドルフとパリにもオフィスを構える予定です。現在、社員数は40名強です。メインの業務は人事コンサルティング、人材紹介、人材派遣、弊社独特の小規模事務所向けの全てのベネフィットを付加した雇用代行サービス、そして翻訳サービスです。最近では米国の就労ビザ事情から、日本帰国を余儀なくされた就学者を対象に「国際派新卒紹介予定派遣プロジェクト」を展開しています。米国大学・短大の 人事セミナー、人事コンサルティングも行っておりまして、全ての支社にて10年間継続して行っています。新しいサービスとしては、国際派新卒の紹介や人材派遣サービスを提供させていただいております。翌年、日本本社で本採用という契約の下、アメリカ国内で1年間インターンシップとして経験を積んでいただくというサービスです。このサービスは日本本社の人事政策にも関連しますので、容易に広がっては行かないと思いますが、根気よく説得していこうと思います。今年度の目標は50社での利用です。
---会社設立からもの凄いスピードで支社を増やされていますが、その理由は何でしょうか。
端的に言いますと、「人材ビジネスとITの融合」です。社内ではV & V Recruitingと言っております。現代はコンピューターシステムやインターネットなどにより、情報伝達が著しく進歩いたしました。この10年を振り返ってみましても、会社設立当初は「リクルーター=職人」の域を出ていない時代でした。そのような時代背景の中、当社は最初から 人材紹介検索システム「ジョブナビゲーター」を独自に開発し、全拠点での同時サービスを開始しております。また、ここ4年間は拠点間を「ネットミーティング」システムで直結し、遠隔地とのビジュアルな面接もできる態勢を整えています。計画的にまたは、継続的に採用が多い取引先には弊社の「ネットインタビューシステム」を常設させていただいているお取引先もあります。
---社長ご自身が成し遂げられたいことはどのようなことですか。
世界で活躍できる「国際派就職転職市場」の拡大に寄与して行くことが弊社のミッションと考えています。
---これからの未来は明るいでしょうか。
はい。今までは国際間といいましてもアメリカと日本との関係のみだったわけですが、今年からはヨーロッパ間とも関係を持ちます。また日本の延長線上でアジアも考えております。それによって、日本語と英語のバイリンガルの方々や、日本語と英語、第三国語のトライリンガルの方たちにますます活躍していただきたいですね。
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