SAPPORO U.S.A., INC.-Mr. Mikio Masawaki

INTERESSE INTERNATIONAL INC.

正脇幹生氏

Mr. Mikio Masawaki
President
生年月日:1964年7月13日
出身地:石川県白山市
出身校:金沢大学
ゴルフ歴:6年半


---米国に駐在で来られたのはいつですか。

2000年にサンフランシスコに赴任し、2年間住んだ後、ニューヨークで2年、ここアーバイン市には2年半前に来ました。いつもその土地に慣れ始めた頃に移動になるので、なかなかその土地の文化や風習を深くまで理解できたかはわかりませんが、全体のマーケット状況は把握してきたつもりです。

---どこが一番大きい市場でしたか。

州で言うと、やはりカリフォルニアですね。私自身、貢献できたと思うのは、ニューヨークです。赴任した当時、当社のビールは日本から輸入していました。サンフランシスコを離れる頃に現地生産が決まり、2003年からカナダで製造した商品を販売しています。日本の他社ビールメーカーは、かなり前から米国のビール会社と提携して生産を始めていて、“日本から来ているのはサッポロだけ!”ということで人気がありました。しかし、ビールは鮮度が大切なので、こちらで製造する決断をしました。

---御社が米国に進出されて何年になりますか。

弊社を創設したのが1984年です。それ以前の70年代から、駐在員を置き、輸入したビールを卸すだけの仕事をしていました。

---日本のビールメーカーとして米国でナンバーワンの地位を築かれたわけですが、どのような過程がありましたか。

要因は各地に根付いている問屋さんに扱っていただけたということ、それと札幌でオリンピックが開催されたことで、名前が知られていたことです。発音もしやすいのでしょう。また、革新的な形のシルバー缶もひとつの要因です。当時はシルバー缶のような大きな缶はなく、350mlの缶であとは瓶ですね。瓶ビールがメインのところに大きな缶ビールを出したことで珍しがられ、米国内に広がりました。約2年前に、市場調査をした時「サッポロのイメージを紙に書いてください」という質問に、皆さん白い紙にクルンと曲げた缶の形と星を書くのです。アメリカ人の中では、このシルバー缶がサッポロのイメージとして定着しています。

米国では、ビールを自分の手元に置いて豪快なラッパ飲みが普通です。日本のようにしとやかにコップに注いで飲むことはないのですが、この日本の慣習自体をアメリカでも広げようと、大瓶輸入も始めてみました。ところが、まさか大瓶をラッパ飲みすることはないだろうと思っていましたが、最初の頃、アメリカ人はやってくれましたね。「わー、すごいな。アメリカではやっぱりこうやって飲むんだな~」と、大変ビックリしたのを覚えています。でも、さすが日本の慣習は日系市場ではウケがよく、大瓶の導入は成功しました。

---今、米国でもプレミアムビールが人気ですね。

日本ではプレミアムビール市場が大きくなっています。当社はリザーブという麦芽100パーセントのプレミアムビールを出しています。このビールはコクがあり、日本人やアメリカ人でもヨーロッパ系の方に好まれます。ドイツには、麦芽と水とホップ以外の物を使ったものはビールとして認めないという法律が1901年からあります。今は緩和されてその法律が緩くなりましたが、麦芽100パーセントだけというヨーロッパの伝統に習って作ったビールですね。

---プレミアムビールが加わり、米国でのビジネスも順調に伸びているようですね。

おかげさまで。昨年は10パーセント以上伸びましたし、今年も順調に伸びています。去年の10月カナダのスリーマン社というビール会社を買収し、弊社のビールを製造しています。 スリーマンというブランドはあまり聞いたことがないと思いますが、カナダにはラバットとモルソンという、巨大なビール会社が2社ありまして、その2社で85%くらいのシェアを持っています。スリーマンは一応、ナンバー3ブランドで7パーセントぐらいのシェアです。特にプレミアムブランドで人気があります。そこで製造したサッポロビールは北米とアジア、オーストラリアに供給しています。自社工場で製造していますので、新鮮でおいしく、品質管理が行き届いたビールを皆さんにお届けしています。



---読者に知っていただきたい“サッポロビールの良さ”とは?

弊社は“生のサッポロ”のイメージが強く、お客様からの要望も多かったので、米国でも“生ビール”を始めました。米国で生ビールを頼むと、グラスの上までビールを注いでほとんど泡がありません。我々は他社と差別化をするために、日本的な泡を付けたビールを出すようにしました。弊社の生ビールにはキレイな泡が付きます。サッポロの生ビールを飲めば、他社さんとは違う、日本のようにおいしい生ビールを味わっていただけます。

---確かに、レストランで、まったく泡のないビールが出てくる時がありますね。

でも、面白いもので、アメリカ人はあの泡がありすぎると怒りますよ。「なんで泡が多いんだ。ここまでビールを入れられるじゃないか!」ってね(笑)。

---なるほど、一般のアメリカ人はそうかもしれませんね。 それではゴルフについてですが、ゴルフ歴は何年くらいですか?

恥ずかしながら、米国に来てから始めましたので、6年半ぐらいです。

---サンフランシスコに来てやり始めたと?

そうですね。会社の人達や得意先もゴルフ好きが多かったので、仲良くなるためにはゴルフをやらなきゃ、というような雰囲気がありました。

---インデックスとかハンディキャップとかは?

そこまではまだ(笑)。まだ100を切ったことがないもんですから。


---ビジネスとゴルフとの係わり合いについては?

やはり、ゴルフ好きのお客さんが多いということですね。コンペが沢山あるので、なるべく参加して「教えてください」とお願いすると、迷惑もかけているにも関わらず、皆さん親切に面倒をみてくれます。こちらに着任した頃はいろんなコースに連れて行っていただき、ゴルフを通じて親しくさせてもらいました。今でも、最低月1回はビジネスでゴルフをすることがありますね。


---では、ゴルフが仕事の役に立っているようですね。

ええ、ある程度ゴルフを知っていないとお話ができないことが多々あります。ヘタはヘタなりに、いろいろとお話を聞いて人脈を広げるきっかけを持ったりしています。

---当初は、「しょうがない、お付き合いだから…」と思ってゴルフをしていたのでしょうか。

初めのうちは正直、そうでしたね。「なんで休みの日まで…」とか思いました。サンフランシスコに着任した当時はまさしくそうですね。最初はクラブさえなくて知人に「クラブは何がいいかな?」と聞いたら、「ビギナーだからコスコ(Costco)で買えばいいよ」と言われたので、それを信じて$200くらいのセットを買って行ったら、別の方に「そんなクラブでやっていたら上手くなれないよ」なんて言われてしまって・・・(笑)。

その後、ニューヨーク勤務が決まって、「コスコのクラブを持っていたらバカにされちゃうかも…」と思い、ミズノのクラブに買い換えました。ニューヨークに日本人経営のゴルフ場があって、当社のビールを卸していたので、そのコースにはよく行きました。そこで、「このドライバーだったらヘタくそでもまっすぐ飛ぶよ」と言われて、テーラーメイドのR5だったかな? 試し打ちしたら本当に真っ直ぐ飛んだんですよ! それまでドライバーショットが真っ直ぐ飛んだことなくて「いいクラブはやっぱりまっすぐ飛ぶな~」と感激しましたね。それで、早速「じゃあ、これ買います」と張り切って言ったら、「ありがとうございます。$395です」と言われましてね(笑)。でも、その投資のおかげで、普通のゴルファーらしくなり、ゴルフがだんだん楽しいと思うようになりました。

---どこか有名なコースでのプレー経験はありますか?

ゴルフを始めて半年後に、あのペブルビーチでプレーしたことがあります。取引先の親父さんが、ペブルビーチのキャディで、その中でも偉い方だったんです。それで、「プレーしないか?」と誘われ、ペブルビーチがどんな所かもよく知らずに、「いいですよ」と気軽に行くことにしたんです。当時は、ゴルフをまだ楽しいと思えない時期でしたから、“しょうがないな”という感じでプレーしました。

いつもと違うなと感じたのは、それまではカートに積んでプレーしていたのに、キャディさんが懇切丁寧にサービスしてくれたこと。「ベリービギナーなので…」と言ったら、「オッケー。私が教えますから」なんて言われてね。「こうやって持って、こうやって打って…」と指導してくれました。有名なバンカーに入ってしまい、全然でなくて、そのキャディさんに「いいよ、もうストップ」と言われてしまいましてね。スコアは150ぐらいだったと思います。

あの時の写真を見ると、今頃になって凄いところでゴルフをしていたなと実感がわいてきます。ビギナーがやるところじゃなかったなと(笑)。あまり自慢できる話ではありませんね・・・。

---好きなプロゴルファーはいらっしゃいますか。

青木功プロですね。ゴルフ始めた時に、得意先の人から貸していただいたのが「青木功・ゴルフ五倫書」でした。「ゴルフはゴロフと考えるべし。転がしても行けばいいんだよ」っていうのを読んで「ああ、なるほど!」と。「ゴルフとは、耳と耳のあいだでするゲームなんだよ」、「ああ、頭で考えなきゃダメなんだな」とか。最初に読んだゴルフの本が彼の本だったので、とても印象深く、ファンになりました。その本の目次に「ゴルフ10か条」みたいなものがあって、それを小さくコピーして、今でも自分のゴルフバックに入れています。時々見ては、勇気付けてもらっています。現役プレーヤーでは宮里藍プロですね。

---今までのベストスコアは?

お恥ずかしいのですが、104くらいです…。なかなか100を切れなくて、一緒に回った人によく言われるんですよ。「もうちょっとやれば、すぐに100切れますよ」って。そう言われながら、もう1年、2年経ってしまいました。

---得意なクラブは何番で、ドライバーの飛距離は?

5番アイアンですね。ドライバーは、当たるとけっこう飛びますよ(笑)。250ヤードくらいですかね。

---目標はお持ちですか。

今のところは100を切ることですね。毎年、年頭にはゴルフの抱負を考えています。そして、「100を切る」という目標に設定して、早3年が経ちました・・・。今年こそは!と思っています。

---ゴルフにまつわるエピソードはありますか?

以前このGolf&Businesに登場したキリンビールの塚原さんとの一戦です。彼はすごくゴルフが上手で、いつもハンディをもらっていましたが、それでもずっと負けていました。ところが、彼が帰国することになり、最後に一緒にプレーした時、私の調子がすごく良くて、前半46くらいだったんです。逆に、彼の調子が悪くて50も打ってしまい、彼に初めて勝ちました。あの時は嬉しかったですね。彼は悔しかったでしょうが・・・。でも後半のホールでは負けてしまい、結局トータルでは引き分けでした。

---最後に、読者へのメッセージをお願いします。

サッポロビールはカナダの自社工場で製造し、新鮮でおいしいビールをお届けしていますので、ぜひその味を楽しんでください。ゴルフの後はサッポロビールで乾杯していただければと思います。

--これから、ゴルフシーズン真っ盛り、やっぱりゴルフのあとはサッポロビールで乾杯ですね!今日は、どうもありがとうございました。


 
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