ミケルソン、フェデックスカッププレーオフシリーズのトップに立つ

フェデックスカッププレーオフ第2戦「ドイツバンク・チャンピオンシップ」は、マサチューセッツ州ノートンのTPC ボストン(7,415y, Par71)で開催された。2年ぶりに、フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズ、ビジェイ・シンのビッグ3が、同じ組で予選ラウンド2日間をプレーして話題となったが、初日のスコアは、ミケルソン70、ウッズ72、シン74と3人とも相手を意識しすぎたのか好スコアがでなかった。しかし、2日目にミケルソン64、ウッズ64、シン66とスコアを伸ばしたのはさすが。ミケルソンの心配されていた手首の故障はほぼ完治したようだった。

3日目、ミケルソンは68通算11アンダーで単独3位、ウッズは67でプレー、通算10アンダーで4位タイとし、13アンダーでリーダーとなったブレット・ウィッテリッチに迫り、2人が優勝争いに加わってきた。 

最終日またもミケルソンとウッズが同組でのプレーとなった。今週パットが好調なミケルソン、2番4番5番7番の前半で早くもバーディラッシュ、そして15アンダーでトップにたった。ウッズは、パットの調子がでず首をかしげるしぐさが多く、前半1アンダー通算11アンダーで折り返した。



いよいよフェデックスカップポイント
トップに立ったミケルソン

ミケルソンに大きく遅れをとったウッズ、後半に入ってもなかなかパットが決まらず、タイガーチャージのエンジンがかからない。ミケルソンは10番でバーディを決めウッズに5打と差を広げたが、12番で2打目の距離判断を誤りハザードに掴まり痛恨のダブルボギーで14アンダーと落としてしまった。このホールでバーディチャンスに付けたウッズ。バーディをとればミケルソンに2打差まで迫れたが、大事なパットをはずした。ウッズがようやく決めたのは14番の長いパット、これでミケルソンに2打差に迫った。

迎えた16番ウッズ、ミケルソンともにバーディチャンス。このパットを先に決めたウッズ、ミケルソンにプレッシャーを与えたが、ミケルソンもプレッシャーをはねのけバーディ。最終18番ウッズがイーグルとし、ミケルソンがパーであがればプレーオフとなる。ウッズは確実に2オン、ミケルソンはグリーンをはずし深いラフの中だった。ここでも集中力がとぎれなかったミケルソンのアプローチはバーディ確実の位置につけた。ウッズのイーグルパットはきまらず、ミケルソンはきっちりバーディを決め今季3勝目、ツアー通算32回目の優勝を決めた。

この優勝でフェデックスカップポイントでもついに1位に立った。「10年間タイガーに挑んできた。今回はタイガーと競り合って勝ったので、本当に素晴らしい気持ちだ。最後の5~6ホールでタイガーが追いかけてきたが、彼とバーディ合戦をしてマッチプレーをするのは楽しかったよ」とウッズに競り合った喜びを素直に表していた。

今年から始まったフェデックスカップでの大事なプレーオフ2戦目、同組でのウッズとのプレーは今まで相性がよくなかったが、今回の大会では3日間で2勝1分けと落ち着いたプレー振りでウッズを押さえた優勝だけに自信にもなっただろう。

「パットを決められなかったから、フィルを追い詰めることができなかった」と、ウッズの敗因はパターだったと認めた。めずらしく読みが大きくはずれることが多く、グリーン攻略をきっちりできなかった。

さて、あと2戦残っているプレーオフ、ウッズのリベンジとなるか、それともミケルソンがこのまま逃げ切るか、他のダークホースが巻き返すか、ボーナス賞金10ミリオンをめぐって、まだまだ熱い戦いが続きそうだ。

 
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