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「ビュイック・インビテーショナル」で2位と幸先のいいスタートを切りましたが、今年の目標は?
毎年、前年より上回る成績を残すことを目標にしてきたので、まずは昨年の成績を上回ることですね。
成績が向上してきた要因は?
やはりコースに慣れてきたことや、PGAツアーの雰囲気に慣れてきたこともですね。技術面より、ツアーに慣れること、精神的に落ち着いてきたことなどが大きいと思います。2005年は全米オープンのあと腰を痛め、8週間試合に出場できませんでした。そのあとも6週間予選を通過することができず、10週間以上棒に振ってしまい、いい成績を残すことができなかったですね。
プロに転向後すぐにPGAツアーでプレーするかと思いましたが、最初のQスクールを失敗しましたね。
最初のQスクールを落ちたことは、ショックはショックでしたが、自分ではそれほど大きなショックではありませんでした。まあ、1年目はネイションワイドツアーで普通にプレーすれば最終的に賞金ランキングで15位以内に入れて、翌年簡単にPGAツアーに行けると思っていました。実際に5~6試合目で優勝しましたからね。そして、その優勝したことも自分の中ではそれほど大したしたことではないし、まだまだやれると思っていました。しかし、そこからプロツアーの難しさというものを経験しました。アマチュア時代は1年間通して試合をするということがなかったもので、後半戦になって身体がガタガタになりました。 アマ時代は、2~3週間試合に出たらまた学校に戻ってという生活で、プロとしての生活に慣れていなかったし、その意識もなく、とにかく試合に出ていればいいと思っていました。だから、8週間とか10週間続けて試合に出ていたこともあったので、疲れがたまって腰を悪くしました。本当に今までにない経験でした。
そのときオフシーズンに身体を鍛えましたか。
そうですね、その時期は結構鍛えました。しかし、あまりゴルフとは関係ない鍛え方をしてしまい、とにかくウエイトトレーニングでも重ければいいとか、無知なトレーニングをした結果手首を痛めたこともありました。
怪我に対しては、どのように治してきたのですか。
昔は普通のカイロにゆきましたが、今はPGAツアープロに詳しい先生に見てもらっています。身体が資本ですから、手入れをしないとダメですね。ゴルフはそれほどタフには見えませんが、かなりタフな仕事です。移動や毎日の練習、そしてプレーで凄く身体に負担がかかっていますから、身体のケアはしっかりしておかないといけないですね。
そのあとも、PGAツアーのシード権が取れませんでしたね。
2年目ぐらいまでは、PGAツアーでプレーできないことを、それほど深刻には考えていませんでした。しかし、その後も惜しい年が続くにしたがって、自分でもネガティブになってゆきましたし、もう無理ではないかと思うこともいっぱいありました。3年目のシーズンは、また腰を悪くしてしまい10数試合しか出場できなくなり、本当に辛い年でしたね。その年はQスクールも受けずに、一旦気分を入れ替えました。 4年目のネイションワイドツアーのシーズンも、最初は上手くいかず結果がでなくてイライラしたこともありました。後半になって少しずつ良くなってきて、やっと5年目で優勝できて、翌年念願のPGAツアーに行くことができました。日本ツアーでプレーすることも考えましたが、僕は常にPGAツアーでプレーすることが夢だったので、ネイションワイドツアーならPGAツアーに行けますから、それを目標にがんばってきました。
ネイションワイドの5年間の経験が、今PGAツアーで大変役に立っていますね。
そうですね。僕もそう思いますよ。ネイションワイドツアーでは、良いこともありましたが、苦しいことがいっぱいありました。苦しいことを経験すると、もっと上に行こうという気持ちがどんどん沸いてきますしね。
PGAツアーはエンジョイしていますか。
エンジョイもしているのですが、本当にこの世界に食いついてゆくのが精一杯というところです。どんどん若い選手も毎年出てきていますし、世界中からいい選手が集まってくるので、その中で少しでもいい成績を出せるようにして、いい経験を積んでいくことですね。
昨年、今年とすでにPGAツアーで2位になり、優勝というファンの声が聞こえてきますが?
優勝と2位では天と地との差があるし、優勝、優勝と考えてもそんなにうまく行くものでもないですよ。技術的にもまだまだです。
優勝するためには、自分はどこを伸ばせばと思いますか。
それは全ての面で、少しずつ大きくならないと、上位にはコンシスタントに行けないですね。ツアーのトップ10や20以内のプレーヤーは、どこをとっても凄い物をもっています。
優勝するには運もあるでしょうからね。
運は実力についてくるものなので、運のない人は実力がないですよ。PGAツアーで優勝することは、子供の時からの夢ですからね。それでもあまり意識せずに、最終日のラスト9ホールで優勝できるチャンスを何回か作ることが積み重なれば、結果がでると思います。そんなにあせってもしょうがないです。
昨年の「AT&Tクラシック」のプレーオフのとき、大観衆でしたが、どのような印象でしたか。
あの時は、まだ自分がすべき仕事が残っていたので、あまり考えていなかっですね。中に入っていると、周りのことをあまり見ていないですよ。緊張もあったのですが、初めて優勝のチャンスが目の前にあったので、それのほうに集中していました。
マスターズはプレーしていませんけど、目標ですか。
オーガスタではプレーしたことはありますが、マスターズは出場したことがありません。子供の頃からテレビで見ていたので、出場したいですね。メジャーのタイトルで何が欲しいかといえばやっぱりマスターズですね。
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