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10月8日からカリフォルニア州サンフランシスコのハーディング・パーク・ゴルフコースで開催された「プレジデントカップ」にインターナショナルチームとして、「プレジデントカップ」史上最年少でキャプテン推薦とし出場した石川遼は、4日間5マッチプレーで3勝2敗とインターナショナルチームに3ポイントを獲得する活躍を見せた。
勝敗は米国チームが、タイガー・ウッズの活躍もあり(5マッチで5勝)、インターナショナルチームを19-1/2ポイント対14-1/2ポイントで3大会連続、通算6度目の優勝を果たした。
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6度目の優勝を飾った米国チーム
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5戦5勝、主役はやっぱりタイガー
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主役はタイガー
主役はやっぱりウッズだった。5マッチで5勝、世界ランク3位のスティーブ・ストリッカーとのコンビは、インターナショナルチームの刺客タッグチームを次々と打破していった。
三日目のマイク・ウィアーとティム・クラークとのマッチでは、16番ホール終了時点で1ダウンと負けていたが、17番で23フィートのバーディパットを決めタイに持ち込むと、18番で232ヤードを2オンさせ、1アップに勝利を収めた。ここぞという時のウッズの集中力とパフォーマンスはさすがだ。
そして、最終日「全米プロ選手権」で敗れたY.E.ヤンとの一戦も、5バーディ、ノーボギーで6&5で「全米プロ選手権」のリベンジを果たし、この勝利の瞬間米国チームの勝利にもなった。
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緊張気味だった遼くん
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世界に認められた遼くん
そしてもう一人この大会で話題となったのが、遼くんだった。
初日は、連戦の疲れと時差ボケが原因だったのか、それとも国際大会でいきなりウッズとストリッカー組との対戦で緊張していたのか、ちょっと顔色がさえなかった。
プレーも、ジェフ・オギルビーとのオルタネートショット(フォーサムズ)ルールで戸惑ったのか、しっくり行かず6&4で力の差を見せられたラウンドとなった。
米国の観客も、遼くんのプレー振りをみて、「相手がタイガーとスティーブだし、まだ18歳のキッズだからな」という声も聞かれた。
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初日はオギルビーとペアで最強ペアにチャレンジ
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世界ランク1位と3位の最強タッグ
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初日はこのような仕草が多かった遼くん
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オギルビーも遼くんに気を使ったのか 調子は今ひとつ
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ショット、パットも冴えていたストリッカー
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ヤンとのコンビで初勝利
初日は敗戦したが、二日目は日韓コンビでメジャーチャンプのY.E.ヤンと組み、ケニー・ペリー、ショーン・オヘア組を4アップで下して、遼くんは「プレジデントカップ」初勝利をものにした
前日の敗戦でキャプテンのノーマンや、チームメイトが励ましてくれて、夕食の時に「明日は必ず勝ちます」と宣言したことがチームメイトたちに大うけだった。だからどうしても勝ちたかったという気持ちが出た二日目のプレーだった。
ヤンからマッチプレーでの戦い方や、プレーのリズムなどをアドバイスされ、遼くんはリラックスしてプレーできたことも勝利に結びついた。
三日目の午前中は、再びヤンと組んで、ペリー、ザック・ジョンソン組を3アップで下し、ラウンドを重ねるごとに、マッチプレーの試合感や、コースと大会の雰囲気にも慣れ、遼くんのプレーは良くなっていった。
観戦している米国のゴルフファンは、けなげに一生懸命プレーする遼くんのプレー振りに次第に惹きつけられていった。
まだ、正確性に若干バラつきがあるが、ドライバーの弾道、アイアンショットのスピンコントロール、芝に対応したアプローチとパッティング、そして落ち着いたプレー振りは2月に初めてPGAツアーでプレーしたときより、はるかにレベルがアップした。
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三日目の午後はタイガー、ストリッカー組との再戦に敗れたが、6ダウンと追い込まれた13番ホールでヤンがバーディをとると、遼くんが続いて14、15番で連続バーディを奪い3ダウンまで持ち返した時、世界中のゴルフファンは石川遼の力を見ただろうし、この少年の持っているスター性を確信したに違いない。 それほどインパクトのある2ホール連続バーディだった。
3ホール連続で負けたウッズは、次の16番のホールで怒りのドライバーショットを見せた。
遼くんを50ヤードぐらいオーバードライブ。
ウッズを本気にさせた遼くんの2ホール連続バーディであったと言っても過言ではないだろう。
遼くんも「ここぞという時のタイガーは本当に凄い」とコメントしていた。
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日韓ペアは大活躍
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三日目になり長いパットも決まりだした
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チップインこそなかったが、アプローチ ショットで何度もピンチを凌いだ
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米国チームのアシスタントキャプテン として参加したマイケル・ジョルダン
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4日目は、遼くんが素晴らしいショットやパットをすると、米国の観衆からも多くの歓声が上がり、彼のパフォーマンスはしっかり受け入られるようになった。
「リォー!リォー!」という声が各ホールで響き、2&1でペリーをシングルマッチに破ったのは大金星でもあり、“Ryo Ishikawa” が世界の舞台でも通用することが証明された瞬間でもあった。
大きな国際大会での慣れないマッチプレーで、世界ランキング6位の経験豊かな選手をわずかプロ2年目の18歳の少年が破ったのはまさに脅威というほかない。
しかも、PGAツアーに出場したのは、今年の2月からというのだから、世界の一流選手の技術やその試合の空気を吸収する能力の高さには本当に感心する。
ペリーという選手がどれだけ素晴らしい選手なのかは、いわずと知れたこと。ツアー通算14勝、ライダーカップ2回、プレジデントカップも今回で4回も出場、ツアー初勝利が1991年5月の「メモリアルトーナメント」だから、まだ遼くんが生まれる前だった。
ペリーは「彼は、3度私を破り、私を引退に追いやった。(笑)多くのメディアやカメラに囲まれて、まるでタイガーのようだ。彼は落ち着いて、素晴らしいプレーをしたし、いいマッチだったよ」と、自分の息子より若い遼くんのプレー振りを賞賛していた。
推薦で選んだノーマンも「18歳なのに冷静なプレーをするので驚いた。日本でプレーして勝っているし、さらに大きなステージにステップアップしている。ウッズやアメリカ選手のような狼の群れに投げ出されて負けても、また立ち上がってきたけど、多くのプレーヤーができることではなく、彼が素晴らしいプレーヤーであることがわかったでしょう」と絶賛していた。
遼くんは、「世界の11人のプレーヤーと今週過ごせたことが最高の思い出となりました。この経験はこれからもツアーで生きてくると思う。キャプテン初め多くのチームメートに励まされ、ここまで戦えたので本当に感謝しています。プロになって2年間、我慢することを覚えました。今日のマッチでも我慢できて、今シーズンの僕を象徴していて、我慢がひつようであると痛感しました。この勝利は僕にとって宝物になりました。チームメートとコミュニケーションをとるのに英語が大切だと思いました。こうゆう機会を自分の力で作り、勉強してコミュニケーションを多く取れるようにしたいですね。選ばれた選手は一人一人リーダーシップがあり、責任感の強さを感じました。今度は自分の力でま2年後にプレジデントカップに出場したいと思います」とこの大会で得た経験が、さらに石川遼を世界レベルに押し上げることだろう。
今年日本ツアーの賞金王レースで、最後までしのぎを削りさらにレベルアップすれば、来年のメジャーでは世界のトップレベルの選手達と互角に戦えるだろう。遼くんの夢「20歳でマスターズ勝利」に一歩づつステップアップしている。
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